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年の瀬

このところ寒さが厳しい。
夜行性の私は、余り早く起きられないので、午前中に予定したことがあると、結構大変な思いをする。
今日は、駅前大学の「比較文化」の講座。
10時半の授業開始時間に10分遅刻。
年内の最終日である。
ヘンデルの「メサイア」をテーマに、CDを聴きながらの、イザヤ書40章あたりの解釈。
面白かった。
1月にあと3回有る。

終わって、津田ホールでロッシーニのオペラ「湖の女」(抜粋)を聴きに行こうかと思ったが、明日も外出なので止め、駅近くのスーパーで、買い物をした。

帰りのバスを待っている間、前に並んでいた奥さんが話しかける。
「地震が多いですね、やはり大震災が近いんでしょうか」。
話しているうちに、私より少し上の世代だとわかり、戦時中の話になった。
何度も空襲にやられて、防空壕に入ったり、焼夷弾を避けて逃げ回ったりした、命だけは助かった、そんな経験をしてるから、ちょっとやそっとでは驚きませんよね、結局運を天に任せるしか有りませんもの、そのとき、自分がどこにいるかによって、違うでしょうし・・・などと、話が弾み、そのうちバスが来たので、別々の席に座った。

家にいるとわからないが、ちょっと街中に出ると、年末の慌ただしい気分が満ちている。
あと2週間足らずで、年が明ける。
12月が1月に替わるだけのことだが、いつもの月替わりとは、やはり違うのだろう。
昔ほどではないにしても、スーパーには正月用品が並び、店員のかけ声も、いつもより大きい。
この落ちつかなさというのを、ずっとイヤだと思ってきたが、周りの気分に影響されなければいい話なのだ。

おせち料理を自分で作らなくなってから久しい。
息子の妻が、料理上手で、いつもおせち料理をどっさり作って、大晦日に車で持ってきてくれる。
会社の仕事も一際忙しいのに、よくもまあと、感心する。
私は家事能力ゼロと彼女には思われているらしく、「お父さんがかわいそうですから」という気持ちで、料理を運んでくるのである。
息子は、もっぱら彼女の運転手をつとめていて、今時の夫婦には珍しく、余り家事も手伝わないらしい。
大晦日から二人で泊まりに来るが、台所で立ち働くのは、息子の妻である。
そうなると、私は、やはり、息子達の泊まる部屋とか、台所とか、家中をきれいにしておかねばならないので、毎日、掃除に明け暮れることになって、草臥れるのである。
娘なら、散らかしっぱなしでも、良いけど、嫁さんには、そうも行かないし・・・と言うのが、内心の声。
日頃怠けているツケが、暮れに押し寄せるのは、自分が悪いのだが、今日みたいな寒い日は、昼間の3時間くらいしか動けない。
一休みなんて言いながら、ちょっとお茶でも飲んで、ついでに、パソコンを開けたりしていると、すぐに日が暮れてしまう。

今度の正月は、私が老母のところに一日泊まりがけで行くつもりなので、それを口実に、年末の掃除などをさぼり、おせちは、スーパーか何かで間に合わせ、正月の集まりはパスするつもりで居たら、夫の方は、私の居ない間は、息子夫婦に来てもらって、いつもと同じように正月を迎えるつもりで居る。
「正月くらいしか、ゆっくり来られないんだから」と夫は、息子夫婦の来るのを楽しみにしている。
私が居ないからって、やはり、散らかったままじゃねえ、と言うわけで、結局、正月まで、せっせと掃除や片付けに励むことになった。
やれやれ・・・。

師走の雨の・・

・・・身に沁みてうら寂しさよ。

夫は、湘南方面に高校時代の同期の桜と、今年最後のゴルフに行く予定で、昨日クラブを送ったのだが、予報は終日雨。
20人くらいのメンバーの中にも、無理したくない人、多少無理してもやりたい人、いろいろなので、幹事は、一応現地で集まって、プレーが無理なら、クラブハウスで歓談するとか、様子を見て、半分だけやるとか、臨機応変に対応するらしい。

高齢者の登山で、遭難が多いのは、団体行動には、必ず無理が生じるからである。
予定を変えることの嫌いな一部の人の勢いに押されて、他の人が合わせる結果、事故に繋がってしまう。
平地のゴルフも同じである。
「ゴルフ場には、緊急措置があって、家で倒れるより安心だ」などと言っていた夫も、最近考えを変えたらしい。
今日一日雨になるのは間違いなさそうだと知り、昨日のうちに、幹事に電話し、欠席の旨伝えた。
後で聞いたところに依ると、出席予定者20人のうち、
17人が現地に集まり、プレーはあきらめたが、同窓会に切り替えて、お酒や食事を楽しんだという。
「アラ、じゃ、行けば良かったのに」というと、「この雨の中、車なら行っても良いが、お酒が飲めないからね。家からは遠いし」と、残念そうではなかった。
代わりに、スポーツクラブに出かけ、しばらくさぼっていたストレッチなどの、メニューをこなしてきたらしい。

昨日母の依頼だと言って、ケアハウスのスタッフから電話。
体の状態は、普通だが、気持ちが不安定になっているらしい。
前日に行ったとき、穏やかな落ち着いた表情をしていたので、普通に話をして、帰ってきたが、その日その日で気持ちが変わるのは仕方がない。
今日昼に、妹とスタッフが付き添って、カウンセラーのところに行くことになっているのは知っている。
「私も行った方が良いですか」というと、「いえ、それは大丈夫です、また何かあったらお知らせします」と、電話は切れた。
眠れない、不安だと言うときは、精神安定剤を貰っているらしい。
若い頃看護婦をしていた母だから、自分の体のことや、薬については、よく心得ているが、納得しなければ、医者にも掛からないし、先月は、予約していたカウンセラーの処にも、行かなかった。
スタッフにとっては扱いにくい部類だろうが、それも、身を守る術である。
「拒絶するのは、理由があるからです。よく聞いてやってください」と私は言っている。
週明けには、様子を見に、行ってみなければなるまい。

今年もわずか。
眼医者に一回。
「比較文化」の講座があと3回。
合唱の練習が2回。
連句座が二つあるが、行けるかどうか。
ネット連句で済ませようかと思っている。
忘年会は、すべてパス。
合唱の日曜練習の終わりに、ちょっと集まるくらいはあるかも知れない。
音楽会も、あらかじめ予定したプログラムはないが、25,26に、近江楽堂で、アントネッロのコンサートがあるので、それには、食指が動くが、チケットは買っていない。
1月、2月、3月は、いくつかのオペラ、声楽アンサンブル、オルガンコンサートを予定している。
全く、一年は早い。

ことば、ことば、ことば

膝を抱えて

窓際に座っている

慰めの言葉の代わりに

歌をください