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ペルゴレージ「聖母マリアの夕べの祈り」

トシとともに、だんだん声が出なくなり、小アンサンブルのアカペラなどは、きつくなったので、そちらは休会している。
昨年、もう歌をやめようかと悩み、専門医に診て貰ったところ、声帯には、炎症もポリープなどの異常はないという。
「じゃ、どうしたらいいでしょうか」と訊くと「どんどん歌いなさい」という。
要するに老化で、声帯に隙間が出来、そのために声が共鳴せず、響かないのだという。
薬や手術で治る性質の物ではないから、これ以上、出なくならないためには、無理ない範囲で、どんどん歌う方がいいのだそうだ。
声帯も筋肉、使わなければやせて衰えるのは同じ。
プロの歌手は、簡単に休めないから、応急の処置をすることもあるらしいが、趣味で歌っているなら、むしろ、いい発声で、毎日歌を続ける、それが一番いいのだという。
しかし、少人数のアカペラアンサンブルの場合、ひとりひとりの声が大事なので、自分が声が思うように出ないことは、周りも困るが、なによりも自分自身が楽しくないし、苦痛である。

そこで考えた結果、ある程度人数のある合唱団で、つらいときはそっと黙るとか、口パクでスルーするとか言う方法で、何とか続けてみることにした。
大オーケストラの演奏が主の曲ばかり歌っている合唱団は好みではないが、幸い、自分にも何とかついて行けそうなところがあり、しかも家から通いやすいところが練習場。
今のところ、年齢制限とか、オーディションもない。
そこで、2012年3月から、ブラームスの「ドイツ・レクイエム」に参加。
それまでの古楽系の曲と違い、はじめは違和感があったが、指揮者がすばらしく、練習体制もしっかりしているので、団員の負担も少ない。
練習を続ける内に、曲の良さもわかり、昨年1月の演奏会(東京文化会館)までこぎ着けることが出来た。
 
そして、続いて3月から始まった次のプログラムは、ペルゴレージのヴェスプロ。
「聖母マリアの夕べの祈り」。
若くして亡くなったペルゴレージは、数曲のオペラと歌曲しか残していないが、この曲は、いくつかの組曲を後の人が編集して一つにまとめたもの、本邦初演である。
まさに私好み、ためらいなく参加した。
そして、いよいよ本年2月8日14時が本番である。
東京オペラシティのタケミツメモリアル。
暗譜するところまでなかなか行かないが、あと2週間、練習に打ち込むつもりである。
部分的に取り上げる合唱団はあるだろうが、これを全曲やるところは、滅多にないと思う。
いつまで歌えるかわからないが、貴重な経験。
ステージのアルトの一員として歌える幸せを感じつつ、練習に励みたい。

http://eluvio.jimdo.com/演奏会のお知らせ/

セカンドライフ

先ほどのNHKの番組から。
今のシニアに人気あるコンテンツは、男の料理、自分史、歌声喫茶だと。
人と楽しくやっていくのに共通するのは、1.自慢話をしない 2.みんな平等 3.過去の話をしない。
特に企業で働いてきた男性には、往々にして、現役時代の話をしたがり、それが自慢話に繋がるので、サークルの輪を乱さないためには、それを禁じている場合もあるらしい。
ここに登場した料理サークルは、定年後の男性ばかりだが、過去の仕事に関係なく、料理に専念し、それぞれ、自分に合った役割を受け持ち、作った料理を食べ、楽しそうだった。
コメンテイター曰く、難しいかもしれないが、ある年齢になったら、男性はオバサン化した方がいいのだと。
オバサンは原則水平思考。
肩書きのあるキャリアウーマンではなく、普通の主婦感覚。
それは納得がいく。

次は東京都内のさる大学での「自分史を書く」というシニア講座。
講師は立花隆さん。
ささいな周辺の話から、それを文章にすることで、夢中で生きてきた自分の人生を振り返り、新たに気づくことも多いそうな。

それから昔あった歌声喫茶が、今人気があるという話。
私も行ったことがあったが、簡単な楽器の伴奏くらいで、リードする歌い手に合わせて、反戦歌やロシア民謡など歌っていた。
たぶんその当時を知っている人たちが中心なのだろうが、今は、もっと歌の種類も多く、年齢も幅広い。

この番組の中で私も参加したいのは、やっぱり歌声喫茶だなあ。
今の合唱活動から引退したら、亭主とそこに行って歌う。
懐メロ、今メロ、盛り沢山で、伴奏もプロの司会者もいて楽しそう。出前もするらしい。