FC2ブログ

モーツァルト再訪

クラシック音楽に興味を持ったのは、モーツァルトが最初だったかも知れない。
小学校高学年になってから、親にせがんで習い始めたピアノ、でも、家にはピアノがなかったので、週に一度のレッスン日以外に、先生に頼んで練習させてもらったりしたが、だんだん難しい曲になるにつれ、練習が不足して、なかなか前に進めない。
中学3年までは何とか続けたが、だんだん苦痛になり、高校に入学した頃にやめてしまった。
当時、自宅にピアノがある家庭は、そんなに多くなかったと思う。
私と同じ経験を持つ人は、自分が親になると、子供にピアノを習わせるようになったが、無理もない。
ピアノは、普通のサラリーマンにも手の届く値段になっていて、親たちは、自分の果たせなかった夢を、子供に託したのかも知れない。
しかし、いくらピアノを与えても、子供自身が好きでなければ、続かないだろうから、そうやって大衆化したピアノで、音楽の道にまで進んだ人は、余り多くないかも知れない。

モーツァルトを知ったのは、ピアノの教則本に、モーツァルトの曲が結構載っていて、みな弾きやすく、いい曲だったからである。
いくつかの曲は、今でも弾けると思う。

会社勤めをするようになり、数年後に結婚、さらに子供が生まれることになって退職したが、その退職金でピアノを買った。
ディパソンというピアノで、いいのか悪いのか分からないが、会社で世話してくれる人があって買った。
当時の月給の6ヶ月分位したと思う。

そうやって念願のピアノを買い、胎教にいいからと、昔のピアノ曲集などを取り出して、ぼつぼつ弾いたが、やがて子供が生まれ、赤ん坊の世話に明け暮れる毎日になり、いつの間にか、ピアノのふたは閉じたままになってしまった。