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腫瘍マーカーって・・・

検診で、腫瘍マーカーとやらに、ちょっと高い数字が出ていると言うことで、このひと月ばかり、胃腸とか肺だとか、あれこれ検査されているのだが、いい気分ではない。
どこかにガンがあるかも知れないからと言うことらしいが、検査は検査。
それで治るわけではない。
「大往生したけりゃ医療とかかわるな」(中村仁一/幻冬舎新書)という本を読み、世の中には、無駄で、患者のためにならない検査が沢山あることも知ったが、かといって、指摘されたら、無視も出来ず、いやいやながら、検査に行くことになる。

人の生命力には個人差があり、生まれてすぐ死ぬ子どももいれば、100歳過ぎても元気という場合もあり、私の両親は揃って、100歳近くまで生きたが、その親たちは、特に母親達は、いずれも、若くして亡くなっている。
いずれも、癌などではなく、子供を沢山産み、その後の過酷な家事労働によると思える原因だった。、
昔の女性は、産褥や、産後の過労で命を落とす例が少なくなかったからで、今のように、家事が楽になり、医療が発達した時代なら、もっと長生きしたに違いない。

私は親たちの生命力のDNAだけは持っているかも知れないが、昔なら見落とされていた余計なものが見つかるようになって、それが本当にいいことなのか、疑問がないわけではない。
普通に健康で、食べるものも食べ、人の世話にもならずに日常を送り、ある日、突然、寿命が来て死んでも、それは天命ではないだろうか。
先端技術や機械の力で、以前は見つからなかったガンの元が見つかったとしても、手術や、ほかの医薬の助けによって生かされるわけで、其れまでの平穏な日常の代わりに、病院のベッドの上で、日々過ごすことになる。
これは、人としての生き方とは思えない。
多少寿命が縮まってもいいから、住み慣れた我が家で、愛する連れあいと共に過ごしたい。
そう思っている。